クレジットカードを学生に対して発行する場合、申し込み時の審査でチェックされている事柄とは、一体何でしょう。
学生ではなく、一般的な社会人の場合には年収や勤続年数などが、審査の対象となっているのはよく知られているところです。
もちろん、きちんとお金を貸した後にちゃんと返済してくれそうか、滞納などしそうにないかが、審査されるわけですからある意味当然のことです。
一方で、学生は社会人ではなく、自分自身の安定した収入はありません。
アルバイトの収入額や、留年はしていないか等を調べるのでしょうか。
一般の人のクレジットカード審査と、学生のクレジットカード審査は勝手が違います。
学業成績がいいかや、アルバイトで収入を得ているかは、審査では無関係です。
学生が用いるクレジットカードでも、その親の返済能力で審査をします。
この時、審査の基準はかなりゆるくなっています。
もちろん、その結果として利用限度額も10万~20万程度と、社会人向けのカードと比較するとかなり低めに抑えられています。
これは、やはりカード会社の戦略によるところが大きいと考えられます。
学生の時にクレジットカードを持つと、就職してからも同じクレジットカードを使い続け、いい客になってくれることが多いといいます。
自分の収入を得るようになってから、学生のころにつくったクレジットカードから乗り換えるというコトは希少です。
そういう観点で考えると、最初のうちは審査のハードルを低くしても、早々に顧客を獲得しておきたいという金融会社の思惑も理解できます。